沐浴後の授乳の必要性と与えるタイミングについて


「沐浴の後には水分を与えましょうね」産院や出産前の母親学級でそう教わったママさんもいることでしょう。

大人はお風呂上がりにお茶や水、牛乳なんかを飲んで水分補給しますが、赤ちゃんの水分補給もしっかりとしてあげたいものです。

まだ色々なものを飲めない赤ちゃんの水分の多くは授乳で補うことになります。
そこで、どのくらいあげたらいいの?どんなタイミングであげたらいいの?など、沐浴後の授乳について解説していきます。

また、意外と気を付けなければいけないのが、沐浴前の授乳です。赤ちゃんが健康で心地よく過ごすために、ポイントをおさえた水分補給をしていきましょう。

沐浴後の授乳はなぜ必要?

大人よりも赤ちゃんは汗腺が多く、たくさん汗をかきます。なので、一日の終わりには沐浴をして清潔にしてあげます。
沐浴をすると、全身の血流が良くなって代謝も上がり、体内の水分が汗となって抜けて行きます。

たくさんの汗腺から体の中の水分が出ると、水分が足りない状態になってしまいます。
そこで、沐浴後は失った水分をしっかり補給してあげなければなりません。

新生児期や離乳食開始前で、母乳しか与えていない赤ちゃんの場合の水分補給は授乳が主になります。離乳食を食べ始めるなどして、母乳やミルク以外のものを口にするようになったら、必ずしも授乳ではなく、お白湯(湯冷まし)やお茶などで水分を補給してあげると良いでしょう。

ただし、注意したいのが糖分が多く含まれているものは控えることです。特に、イオンウォーターは大人はよく飲むので、赤ちゃんにも良かれと思って与えてしまう方もいるかもしれませんが、イオンウォーターには糖分や塩分が多く含まれているので赤ちゃんの体重増加や口腔内の環境にも影響してきてしまう恐れがあります。
よっぽど高熱や下痢の時などの脱水時にはイオンウォーターに似た、経口補水液を与える場合もありますが、その場合でも赤ちゃんに関しては医師の判断を仰いだ方が良いと思います。

基本的には、沐浴後の水分補給は、授乳もしくは湯冷ましかお茶で十分です。

沐浴後の授乳のタイミング

沐浴後すぐは、全身の血流が良くなって体が火照り、発汗しています。なので沐浴直後に、ママの体温と同程度である母乳やミルクを飲むと、さらに体温が上がって発汗し、場合によっては不快になってしまうかもしれません。沐浴後の授乳のおすすめの手順やタイミングを以下にご紹介します。

1.沐浴後、汗をしっかり拭いてあげて風通りの良い部屋でクールダウンさせてあげる
2.(肌の保湿をするなどして)肌着、洋服を着せて、体を保温する。
3.快適な室温の部屋で授乳する

授乳を避けた方が良いタイミング

・沐浴直後の体が火照っている時
・沐浴で泣いた直後

※ミルクの方は・・・
育児用ミルクは栄養素の配分が計算されているものなので、与えすぎには注意しなければなりません。
そこで、育児用ミルクをあげている場合、沐浴後にミルクのタイミングを持ってくるか、タイミングがずれている時には、沐浴後はお白湯(湯冷まし)もしくはお茶で水分補給してあげると良いでしょう。

沐浴前の授乳のタイミング

お風呂の時間の前にお腹が空いちゃったー・・・なんてこともあるかと思います。
そんな時は授乳をしたり離乳食を食べてからお風呂。といった流れになりますが、その場合、お風呂に入るタイミングは気をつけなければいけません。

お腹が満腹になってすぐに沐浴をすると、体を動かしたり血流がよくなった時に吐き戻してしまう恐れがあります。また、食後すぐは体力が奪われるので、すぐに沐浴をするとぐったりしてしまう場合もあります。
以下に、沐浴前の授乳のポイントや事例別オススメのタイミングを紹介しますので、参考にしてみて下さい。

☆授乳、食事の直後の沐浴は避ける~授乳・食後は30分程度体を休ませてから沐浴をする。

*食後や授乳後すぐに眠くなってしまう場合・・・空腹時を避けて、ちょっと早めに沐浴し、クールダウンした後に授乳or水分補給・食事
*ご飯を食べていないのに沐浴後すぐに眠くなってしまう場合
・・・食事の時間を早めに見積もって食後30分程休んでから沐浴or食後少し休んで長湯はせずに沐浴し、授乳・水分補給。

沐浴後の水分補給に湯冷ましは必要?

「沐浴後は白湯(湯冷まし)を与えます」など育児書やネットの情報で見たことがある方もいるかと思います。
いわゆる湯冷ましとは、水を一旦沸騰させて容器に移すなどして飲める温度に冷ましたものをいいます。
最近はペットボトルの飲料水を使っているママさんもよく見かけます。

沐浴後は必ずしも湯冷ましでなければならない、授乳でなければならないといったことは基本的にはありません。
どちらか一方でしっかり水分補給ができれば問題ありません。
沐浴後に水分補給として何を与えるかは、赤ちゃんの育ちやママの体の状態によるかと思います。

以下に例を紹介します。

*新生児~離乳食開始前:母乳またはミルクの授乳が多い。母乳の場合は欲しがる時に欲しがるだけ与えても良い。
ミルクの場合、沐浴後に授乳のタイミングを合わせるか、合わない時は沐浴後は湯冷まし
を与える。
*離乳食開始~:離乳食が始まると、沸かした麦茶(赤ちゃん用麦茶でも良い)も飲めるようになります。
母乳は欲しがる時に欲しがるだけ与えても良いので沐浴後も母乳で構いません。
*離乳食後期~:だんだん生活のリズムが整ってきて、食事と授乳のリズムも一定になってきたら、沐浴後に授乳の
タイミングが来るように生活リズムを調整することをオススメします。食後すぐにミルクや母乳を飲みたがる場合は、沐浴後はお茶か湯冷ましを飲ませてあげると良いと思います。
*ママの母乳があげられない時:ママの体は日々頑張って働いているので、母乳が出にくくなったり痛くなったり、あげる気持ちになれなかったりすることもあると思います。
そんな時は湯冷ましやお茶で構いませんので無理せずに選択してください。

沐浴後のスムーズな水分補給のために

沐浴前後はあれこれやらなければならないことがあって、バタバタしちゃいますよね。そこで、スムーズに沐浴、沐浴後のお世話、水分補給ができるよう、オススメの手順をご紹介します。

○赤ちゃんをお風呂に誘う前に、お風呂場の脇や脱衣場にタオル、着替えセット(パパやママの分も)を用意しておく。
赤ちゃんのものはすぐに着られる状態にセットしておくと便利です。
保湿ローションなどもお忘れなく。

○ミルクは粉を計量して哺乳瓶に入れておく。調乳用のお湯と、できれば湯冷ましを哺乳瓶と一緒に用意しておく。
※湯冷ましがあると、お湯で作ったアツアツのミルクを流水で冷ます手間が省けます。ペットボトルの飲料水でも構いません。

○沐浴後に過ごすお部屋を風通しよく、快適な室温にしておく。

○赤ちゃんをお風呂に誘って、長湯にならない程度に汗を流し、温まる。

○沐浴後、セットしておいたタオルでしっかり汗を取り除き、保湿するなどして着替えさせる。

○ミルクの場合は調乳し、汗が引いたら授乳もしくは湯冷ましやお茶で水分補給をする。

まとめ

以上、沐浴前後の授乳のポイントをご紹介しました。赤ちゃんとの心地よい生活の参考にして頂けたらと思います。

さいごに、赤ちゃんの水分補給だけでなく、ママさんやパパさんの水分補給もお忘れなく、してくださいね。
特に母乳育児中のママは体内の水分をたくさん持っていかれるので、喉が渇いたり水分不足になりがちです。
しっかりと水分補給を心がけたいですね。

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